中国のゴシック・ロック概説

主な動向

結論から言うと、ポストパンクは流行ってるし、ゴシック・ロックっぽいこと明らかにやっていそうなバンドもちらほらいるが、ゴスと関わりがあるのかどうかはリサーチ不足で不明。

通史を追うと、一応は共産主義陣営であった中国は、1980年代ごろから摇滚(yaogun)ムーブメントなどを通してようやくロック文化を受容した。ただし、天安門事件などもあって、1990年代にロック音楽はアンダーグラウンドに沈んだ。

この中で、『黒夢』をリリースした竇唯が初期のゴスムーブメントの代表例として知られる。

竇唯 Dou Wei【黑色夢中 Black dream】Official Music Video

また、当時の竇唯の妻の王菲(Final Fantasy VIIIの主題歌『Eyes on Me』を歌ったまさにあのフェイ・ウォン)も、『胡思亂想』(日本版は『恋のパズル(迷)』)以降しばらくCocteau Twinsと相互に交流があり、カバーどころか本家のバックボーカルなども務めていた。

王菲 -《娛樂場》

しかし、中国でようやく若者たちが西側世界の音楽シーンに関する情報を手に入れられるようになったのは、インターネットの発達が原因である。

この結果、例えば、マイケル・ペティスが主導する、ポストパンクやニューウェーブ的な音楽を発信するMaybe Marsというレーベルが北京にできるなど、21世紀になってようやく西欧の大衆音楽を多くの一般人が普通に受容できるようになった。

ということで、中国は、ここ20年前後で、北京を中心としたインディーズシーンに、ポストパンクやニューウェーブ、シューゲイザーなどの1980年代UKロックみたいなアーティストが大量に出現している。

Re-TROS - 'At Mosp Here' Fujiya & Miyagi Remix (Official Video)
The Road Behind Me by IDH
Streets Kill Strange Animals - Through (Offical MV)
[MV] 24아워즈 (24Hours) - 밤산책 (Moonlight) / Official Music Video
White+ "greeN" / Out Of Town Films
Snapline "She" / Out Of Town Films
THE YOURS - SLIP OUT (Official Video)
UNiXX - Incomplete Circle - Promotional Video
Dear Eloise "Song For Her"
新褲子 New Pants【After Party】Official Music Video
Chui Wan - 旷野之声/ The Sound Of Wilderness (Official MV )

ただし、中国の場合はあまりにもバンド活動自体がアンダーグラウンドすぎるのと、あまりゴス層がいない(どちらかというと日本風のゴシック&ロリータの中華風アレンジという受容)点から、明らかにゴシック・ロックっぽいなあと思える音楽もあったのだが、両者を結びつけていいのかどうかは留保したい。

参考文献

ウェブサイト

タイトルとURLをコピーしました